スクラップ保管が許可制へ|ヤード規制強化と、条例制定前に今やるべき準備
― すでに条例がある県・これから制定される県で“準備の差”が出る理由 ―
2025年12月17日 スクラップ保管、許可制へ 「ヤード」規制強化 環境省方針 固める、スクラップや金属、中古資材等を屋外で保管する、いわゆる「ヤード」について、
全国的に規制を強化し、将来的には許可制とする方針を示したというニュースが報じられました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/026fc3acd7cb31d27dcc0fd48724812258265f23
「スクラップ保管、許可制へ(Yahoo!ニュース)」
「もう条例がある県の話でしょ」
「大都市圏だけの話では?」
そう思われるかもしれませんが、むしろ実はこの動きは、
これから条例が制定・施行される地域の事業者様にこそ、強く影響し対策して欲しい内容です。
特に、
- スクラップ
- 金属
- 中古資材
- 再生資源
などを扱うヤード事業者様で、
条例ができる前から準備を進めたい方に向けて、この記事は書いています。
私はこれまで、
埼玉県の特定再生資源屋外保管条例や、川口市の資材置き場条例など、
ヤード・産廃・土地に関わる規制対応を、施行当初から複数件サポートしてきました。
その経験からこの記事は、ヤード条例がまだ施行されていない事業者様に知っていただきたい内容をまとめています。
Yahoo!ニュースの概要
環境省は、使用済みの金属やプラスチックなどのスクラップを屋外で保管する、いわゆる「ヤード」について、事業を許可制とする方針を示しました。
ヤードでは、不適正な保管による騒音や火災、土壌汚染といった環境問題が各地で確認されており、これを受けて規制の強化が検討されています。
現行の廃棄物処理法では、スクラップが「廃棄物」に該当する場合は規制対象となる一方、資源として取引価値がある「有価物」は、一部を除き規制の対象外とされてきました。
今回の方針では、この有価物についても規制の対象に含め、保管基準の見直しを進めるとしています。
環境省は中央環境審議会で方向性を整理し、来年の通常国会に廃棄物処理法の改正案を提出することを目指しています。
といった問題を重く見ており、
これまでの自治体条例ベースの対応にとどまらず、全国的に許可制へ移行する方向で検討を進めているとされています。
すでにヤード条例がある県と、これから条例制定が進む県の決定的な違い
現在、例えば
- 埼玉県
- 千葉県
- 福島県
などでは、ヤードに関する条例がすでに施行されています。
これらの地域では、
- 既存事業者の届出・是正は一巡
- 現在は新規参入や、違反是正対応が中心
というフェーズに入っています。
一方で、
- 群馬県
- 栃木県
- 山梨県
など、これから条例制定が想定される地域ではどうでしょうか。
多くの事業者様が、
- 「まだ何も決まっていない」
- 「条例ができてから考えればいい」
という状態のまま、日々の事業を続けています。
しかし実務の現場では、
この“準備していない期間”こそが、後々一番大きな差になります。
「今動くかどうか」で、数年後の負担がまったく変わる
──それがヤード規制の現実です。
埼玉県条例の施行当初から対応してきて分かった現実
埼玉県の特定再生資源屋外保管条例、
川口市の資材置き場条例の対応を、施行当初から行ってきて感じるのは、
「条例ができてから対策するのでは、既に遅い」という点です。
- 条例施行後に初めて相談
- すでに稼働中のレイアウトを前提に是正を求められる
- 囲い・保管場所に工夫が必要
というケースが少なくありませんでした。
正直なところ、
「施行前に、事業場内のレイアウトだけでも相談いただいていれば…」
と思う場面が、何度もありました。
条例は「とりあえず届出を出せば済む」ものではなく、
土地利用・配置・保管方法すべてを前提から見直すことが最重要の規制です。
実際に大手のスクラップ事業者様では、「条例がない県の事業場の整備も既に始めている」」という話も伺います。
事業場のレイアウト・保管方法はのちの売上にも大きく関わることなので、必要な対策だと思います。
次に動くのは「群馬・栃木・山梨」だと考える理由
ヤード規制は、県ごとにバラバラに進んでいるように見えますが、
実際には国の方針を背景に、同じ方向へ収束しています。
今回の環境省の方針は、
- すでに条例がある県 → 運用強化
- まだ条例がない県 → 制定・許可制へ
という流れを、より明確にしたものです。
特に、群馬県をはじめとする周辺県では、
- 工業地域・準工業地域が多い
- 金属・スクラップ関連事業が集積
- 住宅地との距離が問題になりやすい
といった背景もあり、
今後、条例制定が進む可能性は十分にあります。
今はまだ「動きやすい」タイミングです。
行政書士に早めに相談するメリット|ヤード条例制定・施行前の事前対策が最重要
この記事で一番お伝えしたいのが、ここです。
ヤード規制対応は、条例ができてから考えるものではありません。
条例制定・施行前から準備できるかどうかで、
- 将来、そもそも出せるのか
- 大幅な改修が必要になるのか
- 事業継続に支障が出るのか が大きく変わります。
事前にできることは、例えば、
- 将来の基準を想定したレイアウト整理
- 土地利用・用途地域との整合確認
- 許可制を見据えた保管方法・配置計画 などです。
「まだ条例がないからこそ」今、相談する意味があります。
全国対応|ヤード規制・事前対策のご相談について
私はこれまで、
- 埼玉県 特定再生資源屋外保管条例
- 川口市 資材置き場条例
など、ヤード・産廃・土地に関わる規制対応を、
施行当初から複数件サポートしてきました。
現在は、全国対応で、
- これから条例制定が見込まれる地域
- スクラップ・金属・中古資材等を扱うヤード事業者様
からの事前相談にも対応しています。
「うちは対象になるのか」
「今のレイアウトで大丈夫か」
「条例ができたら、何が変わるのか」
といった段階でも構いません。
下記より、お問い合わせフォームまたはLINEにて、
お気軽にご相談ください。
公式LINEはこちら 

